元楽天監督の田尾安志氏「監督の真価が問われる時」6連敗中の阪神は「十分戦える」
野球評論家で、元楽天監督の田尾安志氏が3月31日、YouTubeチャンネル「TAO CHANNEL」に投稿。球団ワーストの開幕から6連敗中の阪神について「上手くいかない時こそ監督の真価が問われる時」と題し、チームに対する提言をまとめた。
この投稿で田尾氏は開幕からの阪神の戦いについて「先発投手はしっかりとゲームを作っている」と分析。ここまで6試合を戦い、5回までの失点はヤクルト戦が1、0、1。広島戦が1、2、2。
創設初年度の楽天監督時代、11連敗を2度経験した田尾氏は「その時は5回までに試合が決していた。それから比べると6連敗だが、全部勝ってもおかしくない」とし、「6~9回までの4イニング。ここをどうやって立て直していくか」と指摘した。
誤算だったのはクローザーとして獲得した新助っ人のケラー。デビュー戦となった3月25日、ヤクルトとの開幕戦では、1点リードの九回から登板し2被弾3失点。同29日・広島戦でも1点リードの登板で、1死満塁のピンチを招いて降板。その後、チームサヨナラ負けを喫した。
矢野監督は八回の岩崎は固定したままで「湯浅で行こうかなって」と、若き右腕にクローザーを託すと方針を示している。田尾氏はリリーフの整備をポイントに挙げ「内容だけ細かくみたら、大敗している気がしない。それを考えていけば、十分に対等に戦える」と分析した。
その上で、動画では監督経験者として、首脳陣に求める雰囲気作りや、心構えなど惜しみなく助言を送っている。
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