阪神・西が止めまショー 甲子園という舞台から反攻宣言「残留組は元気ですよ」
阪神・西勇輝投手(31)が4日、甲子園球場で投手指名練習に参加し、先発する5日・DeNA戦へ向けて平常心を強調した。
「とにかく自分のできることをするだけ。特別気負うこともないし、自然体でやるだけかなと思ってます」
チームは開幕9連敗と苦しい状況。そんな時こそ、ベテランの言葉は重みを増す。金村投手コーチは「(西)勇輝が良いことを言っていて、『(東京遠征に帯同していない)残留組は元気ですよ』って。その言葉でちょっとホッとした」と明かす。中6日を空ける先発陣は、チームの空気をガラリと変える可能性を持つ存在だ。
登板へ向けての準備も怠りはない。「練習をしていたら不安がなくなる」と右腕。プロ2年目からほとんど調整内容を変えていないといい、「できないことが多い練習が多いほど不安につながる。いかに平然と、当たり前に、『これ調子いいな』と思える練習をし続けるかが大事」と秘けつを語った。
この日はキャッチボールなどで最終調整。前回3月29日・広島戦(マツダ)は白星こそ逃したが、7回途中1失点とさすがの投球を見せ、同コーチは「勇輝が一番良い状態で終われているので、その意味では、すっとゲームに入ってくれると思う」と期待を寄せる。頼れる男に“連敗ストッパー”が託された。
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