「阪神１－６ＤｅＮＡ」（６日、甲子園球場）

　阪神の今季５度目の逆転負けが決まる直前。異例の場内放送が入った。

　「試合進行の妨げとなりますので、携帯のライトの点灯はおやめください」

　５点を追う延長十二回２死。スタンドに残った多くのファンがスマートフォンのライトを付け、それを左右に振っていた。球審が本塁後方から申告して場内放送が入ると、球場は騒然。試合再開後、代打・小野寺が三ゴロに倒れてゲームセットとなった。

　甲子園では前日の勝利後、場内の照明が落とされるなかでヒーローインタビュー。ファンが携帯画面やライトをグラウンドに向けて盛り上げるコンサートのような“演出”をしていたが、この日は試合中ということもあり注意喚起が行われた。この日は十二回、阪神が一挙５失点し、球場は異様なムードになっていた。