阪神6連敗でワースト勝率は・063まで下落 新打線実らず52回連続適時打なし

 7回、ベンチでさえない表情を見せる矢野監督(中央)=撮影・山口登
 7回、見逃し三振に倒れる大山(撮影・飯室逸平)
 試合終了し、矢野監督(中央)は足早にベンチ裏に向かう(撮影・山口登)
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 「中日4-1阪神」(14日、バンテリンドーム)

 阪神は引き分けを挟んで6連敗を喫し、借金は14に膨らんだ。1勝15敗1分けとなり、17試合終了時点での勝率・063はプロ野球ワーストを更新した。

 藤浪、伊藤将の新型コロナウイルス陽性判定を受け、代役で中継ぎから先発に回ったドラフト3位・桐敷(新潟医療福祉大)が立ち上がりにつかまった。大島、A・マルチネスの安打などで2死二、三塁のピンチを招くと、阿部に右翼へ先制の2点二塁打を許した。二回は走者を出しながらも得点を与えなかったが、三回の攻撃で代打を送られ、2回を4安打2失点で降板となった。

 2番手の尾仲も三回に2失点し、点差を広げられた。

 矢野監督は連敗脱出に向け、開幕から4番を務めてきた佐藤輝をプロ初の「2番」に起用し、代わって大山を4番に据えるなど2試合連続で大幅に打線を組み替えた。四回無死から1番・中野がチーム初安打となる左前打で出塁も、続く佐藤輝が二ゴロ併殺。六、八回とともに2死一、三塁の好機をつくったが、中日先発・柳の前に後続が打ち取られた。

 九回に佐藤輝、近本の連打で無死一、三塁とし、大山の中犠飛で完封を免れたが、反撃もそこまで。連続イニング適時打なしは52まで伸びた。

 15日からは本拠地甲子園で、現在首位を走る巨人との3連戦。伝統の一戦で連敗ストップを目指すことになる。

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