阪神・青柳「遅くなりました」今季初勝利でファンに応える コロナで出遅れ「悔しい思いあった」

お立ち台で笑顔を見せる(左から)ロハス、青柳、佐藤輝(撮影・山口登)
青柳は梅野(左)とグータッチする(撮影・山口登)
佐藤輝に手を振るライトスタンドのファン(撮影・飯室逸平)
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 「阪神4-1巨人」(15日、甲子園球場)

 今季初先発の阪神・青柳が8回7安打1失点で初勝利を挙げた。チームとしても今季2勝目の貴重な白星となった。ヒーローインタビューでは「すみません。遅くなりました」とファンの拍手に応えた。

 走者を背負っても持ち味の打たせて取るピッチングで10個の内野ゴロ。三、四、八回には走者を出してもそれぞれ二ゴロ併殺で切り抜けた。「守備に助けられてばかりですが長いイニングを投げられたし、勝ちに導けたのが一番かなと思います」と仲間への感謝も忘れなかった。

 3月に新型コロナウイルス感染のため開幕投手に内定していながらも約3週間遅れての“開幕”。「自分的にも悔しい思いがあったが、早くチームに戻って流れを変えるピッチングで貢献をしたいと思っていた」と振り返った。

 感染からの復帰と調整が難しい中、鳴尾浜で若手とともに汗を流した。「若い投手も頑張っているので手本になるように頑張ってと思って。今日は鳴尾浜の選手にも見ておいてくれといったので。いいピッチングができたかなと思います」と後輩たちを思いやった。

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