阪神は“バックスクリーン記念日”にソロ一発 G3タテならず 借金は再び「13」に
「阪神1-3巨人」(17日、甲子園球場)
阪神が接戦に敗れ、連勝は2でストップ。借金は再び「13」に戻った。2018年5月以来となる、巨人3連戦3連勝はならなかった。
二回、3試合ぶりのスタメン出場となった糸井がバックスクリーンへ3号ソロをマーク。4月3日の前回対戦で7回2失点の好投を許し、プロ初勝利を献上した新人右腕の赤星から先制点を奪った。
先発のガンケルは三回までわずか1安打と順調に試合を作った。だが四回、先頭の坂本に右前打を浴び、2死から丸に四球で一、二塁のピンチを招いた。ここでウォーカーに左中間へ痛恨の逆転3ランを被弾。助っ人右腕はマウンド上でがっくりとうなだれた。
降板後、「味方が取ってくれたリードを守ることができず悔しいよ。四球の後に甘く入ってホームランを打たれてしまった」と言葉を絞り出したガンケル。5回4安打3失点で降板となった。3日の巨人戦、10日の広島戦に続き、今季登板3試合連続で被弾した。
2番手で六回から登板した浜地は2回を完璧に抑える好投。3番手の岩貞、4番手の馬場も無失点で切り抜け、攻撃陣の反撃に望みをつないだ。
先制点を奪った打線は三回以降沈黙した。何度も好機は作ったものの、あと一本が生まれない。赤星には6回2/3、4安打1失点に封じられ、2試合連続で白星を献上。16日の同戦で大山がチームとして64イニングぶりの適時打を放ったが、課題克服にはまだ時間が掛かりそうだ。
この日は球団唯一の日本一に輝いた1985年4月17日の巨人戦でバース、掛布、岡田がバックスクリーン3連発を放った記念日。試合前からSNS上で「バックスクリーン記念日」と話題になっていたが、糸井がバックスクリーンへ一発を放ったのみに終わった。