痛恨逆転負けの阪神・矢野監督「かみ合ってないんでね」三回以降沈黙の打線を嘆く

 ベンチで頭をかく矢野監督(撮影・飯室逸平)
 8回、空振り三振の大山(左)の前で厳しい表情を浮かべる矢野監督(撮影・西岡正)
 9回、中野の一塁アウトの判定に対してのリクエスト中、結果を待つ(左から)矢野監督、近本、佐藤輝、西勇(撮影・西岡正)
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 「DeNA5-4阪神」(19日、横浜スタジアム)

 阪神は序盤の4点リードを守れず、痛恨の逆転負けを喫した。糸井の三塁内野安打、糸原の中前2点適時打で初回に3点を先制し、二回には佐藤輝がリードを広げる右越え5号ソロ。理想的な立ち上がりだったが、西勇が踏ん張れずに五回途中5失点KO。今季のビジターは勝ち星なしの10連敗となり、借金は再び今季最多タイの14となった。試合後の矢野燿大監督は「かみ合ってないんでね。点を取る方も一、二回、点を取ってから…、ヒットもね…2本か?ぐらいしか、たぶん出てないんで」と、三回以降に追加点を取れなかった打線を嘆いた。以下一問一答。

 -西勇は今季なかなかない打たれ方だったが。

 「芯で捉えられているケースも多かったので。ベース上の球の切れというのが、まあ本来の感じじゃなかったんやろうなとは思うけどね」

 -五回はなんとか粘ってほしかった。

 「まあまあもちろん、どの回も粘ってほしいなと思っているけど」

 -ピンチで送り出した馬場は素晴らしい火消しを

 「まあそうやね」

 -その後の中継ぎも頑張った。

 「うーんまあ…かみ合ってないんでね。点を取る方も一、二回、点を取ってそこから…ヒットもね…2本か? ぐらいしかたぶん出ていないんで。あそこらへんで押し返せると全然流れも変わるんだけど。そこの課題っていうのは現状残っているんで」

 -二塁まで行ってからのもう1本。

 「もう1本もそうやし、もうちょっとね、やっぱり打線がかえす部分というのは、勢いを付けるところでは必要なのかな」

 -佐藤輝は内容もいい。

 「いい形でホームランも。追い込まれてから、もちろん甘いボールやけどしっかり仕留められたというのもそうやし。左投手からもしっかりした打撃をしているんで。内容もしっかりある。四球も良かったし、いいんじゃない」

 -糸原もちょっと先発を外れていたが。

 「そうやね。状態が良くないのはここまでの結果としてそうやし。でも打線の中でチャンスに回ってくるとか、健斗が元気になるとまたムードが変わるんで。そういうところでは今日をきっかけにしてもらえたら」

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