阪神・小野寺は負けん気強いムードメーカー「僕も打ったら取り上げてほしい」
「DeNA7-5阪神」(21日、横浜スタジアム)
雨空を切り裂いた。阪神・小野寺暖外野手(24)が四回1死満塁から、左越えに今季初安打初打点となる1号代打逆転満塁弾を放った。
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ムードメーカーとして人一倍声を出し、明るい笑顔で場の雰囲気を良くする“盛り上げ隊長”的な小野寺だが、実は、強い対抗心も胸には秘めていた!?
後輩で仲の良い佐藤輝が連日、スポーツ紙の1面を飾ると「1面は輝、輝、輝っすもん(笑)。僕も打ったら取り上げてほしいです」と負けん気の強さをのぞかせる一面も。律義な好青年で、記事を掲載すると「いつもありがとうございます!!これからいっぱい良い記事を書いてもらえるように頑張ります」と紙面で“主役”になるチャンスを狙っていた。
チームは痛恨の逆転負けを喫したが、四回に放った1号代打逆転満塁弾でデイリースポーツも1面に抜てき。次こそは勝利のアーチで、虎のしっぽが躍る本紙1面をジャックだ。(デイリースポーツ・関谷文哉)