無安打無得点を喫して8連敗 阪神・平田2軍監督「佐々木朗希じゃないんだからね」

 試合後、取材に応じる平田2軍監督(撮影・山口登)
 ノーヒットで敗れ、試合後ベンチでミーティングする阪神ナイン(撮影・山口登)
 2回、西純は宗を遊ゴロに打ち取る(撮影・山口登)
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 「ウエスタン、阪神0-1オリックス」(22日、鳴尾浜球場)

 阪神はオリックスの4投手の継投の前に、ノーヒットノーランを喫し、ウエスタン8連敗となった。オリックスは新外国人・ワゲスパックや竹安らが登板したが、平田2軍監督は「実力がないだけ」とポツリ。「こういうピッチャーをどう攻略していくか」と前を向いた。

 先発の西純は9回7安打1失点(自責0)で6奪三振をマーク。球数も106球と制球を乱すことなく、投げきった。

 平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -無安打に終わった。

 「佐々木朗希じゃないんだからね。でも、この投手(ワゲスパック)も1軍で投げてないの?この前の広島のアンダーソンといい、いい投手だな。(背も高いし?)うん」

 -絞り切れなかった。

 「いや、実力がないだけ。やっぱりそれで、いい投手だから打てない、ではない。こういう投手を工夫する。短く持つとか、ポイントを前にするとか、そういう普通の…」

 (続けて)

 「竹安もよかったよ。こういう投手をね、どう攻略していくかというところで1軍のレベルという打者になっていかないといけないわけね。いい投手で、上背もあって150キロを随時出して打てませんでした、ではいかん。これを感じたのをどうやって、これから練習でスイングを速くするとか、いろんな工夫をして、次に対応していかないといかんわね」

 -無安打だったことが強い薬になる?

 「薬も何も。薬とかいうレベルじゃない。若い子たち、1、2番も含めて藤田とかも薬じゃない。そういうレベルじゃない。薬というのは君らみたいにいい記事を書いて、たまにしょうもない記事を書いて、というのは薬になる。薬をつけるとかいうレベルじゃない。まだまだ練習をして、低いレベルだっていうことよ」

 -150キロ超える投手を打てないといけない。

 「それはなかなか。そうは簡単に言うけど、それをでもほら見てみろあのデカさ(ワゲスパックを見て)。アンダーソンだって対決するのに今日でも豊田みたいに三振ばっかりしたら2軍でしょ。スタメン出されてみ、みんな2軍に行かされるだけよ。まぁ小野寺はアンダーソンからホームラン打ったやん。それが1軍の補欠クラスやん。そういうレベル的に思い知らされるじゃなく、たまに自分たちの身の丈を知るという。そういうことやん。ふざけてやってるわけじゃないもん。手を抜いてやってる訳でもなく、横着してるわけじゃない。一生懸命食らいついていってるんだけど、(バットに)当たらない。それをどうするかや。エンドランしたって当たらない。スリーバント失敗するやん。それを次に生かすようにする、それがファーム。だから1軍みたいに2軍行けっていう訳にはいかない」

 -西純が好投。

 「この前は普通の投手になってしまってね。粘りも何もないわと言っていた。今日は9回まで安藤コーチが行かせていいですかって」

 -制球面も良かった。

 「最初のスリーボールで、『あっフォアボールスタートかな』って思ったけど、あそこの粘りが今日のいいピッチングに繋がった。欲を言えば、一軍クラスの宗、トップバッターで与えたフォアボール。今日反省するのはあそこ一点。あとはスピードも出てたし、コントロールも良かったし。今日ぐらいのピッチングだったら、あの、普通より2ランクアップ。だからね、今日の純矢の投げてるあれをみて、野手がもうちょっとってところだったけど、悲しいかな。現状のあれがね」

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