阪神のウィルカーソンが6回1/3を1失点の好投 青木への先制弾が悔やまれる

 6回、力投するウィルカーソン(撮影・飯室逸平)
 4回、青木に右越えにソロを浴びたウィルカーソン(撮影・佐々木彰尚)
 4回、ソロを放った青木を見つめる阪神ベンチ(撮影・佐々木彰尚)
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 「ヤクルト-阪神」(23日、神宮球場)

 阪神の先発、アーロン・ウィルカーソン投手(32)は6回1/3を投げ、3安打1失点と好投したが、相手ベテランの一発に泣いた形となった。

 立ち上がりは球が浮くシーンもあったが、粘りの投球を見せた。1死から青木に右前打を許したが、続く山田を遊飛。村上を145キロ高め直球で空振り三振に仕留め、後続を難なく断ち切った。

 二回から三回までは三者凡退とリズム良く投球していたが、四回先頭の青木に直球を完璧に捉えられた。白球は右翼席に着弾。先制点を献上してしまった。

 それでも、ウィルカーソンは崩れることはなかった。打線に流れを引き寄せるために最少失点で投げ進め、チームのために全力で腕を振った。

 来日初先発した16日の巨人戦では6回1失点と堂々のピッチングを披露し、初勝利をつかんだ。そこから中6日で向かったヤクルト戦で2戦連続クオリティースタート(6回以上、自責3以内)。阪神の助っ人投手でデビュー戦から2戦2勝なら08年・アッチソン以来の快挙だったが、それは実現できなかった。

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