阪神・矢野監督【一問一答】「本当に恥ずかしいプレーやしね」四回の三重殺に苦言呈す
「阪神3-1中日」(27日、甲子園球場)
阪神は三重殺を食らいながらも、しぶとく奪った得点を4投手の継投で守り抜いた。
1点を追う二回2死二塁で高山の遊ゴロが相手失策を誘って同点に。三回無死一、三塁から糸原の二ゴロの間に勝ち越し、さらに五回1死二、三塁では再び糸原の遊ゴロの間に追加点を奪った。投げては西勇が6回1失点と踏ん張り、アルカンタラ、湯浅、岩崎がそれぞれ1回無失点の好リレーで逃げ切った。
ただ四回に三重殺でチャンスを逃した。
無死一、二塁で高山の一塁ライナーをビシエドが捕球し、飛び出していた一走・山本が封殺。さらに二走・糸井はアウトカウントを間違えたのかベンチに戻りかけており、慌てて帰塁も間に合わず、三重殺となった。阪神では1999年5月27日・中日戦の一回表、無死一、二塁で打者・新庄の三ゴロが三重殺となって以来、23年ぶりの珍事だった。
試合後の矢野監督は三重殺の場面を振り返り、「本当に恥ずかしいプレーやしね。あってはならないプレーやと思うんで」と苦言を呈した。以下一問一答。
-2連勝。
「ちょっとね、大山もね、ちょっと足の状態もよくなかったですし。苦しいメンバーにね、状態になってますけど、そのなかで(西)勇輝がよく粘ってくれて、バッター陣もね、きれいな点の取り方じゃないですけど、逆にこういう点の取り方が今まで少なかったんで。ある意味いい攻撃ができたかなと思います」
-西勇を6回で代えたが。
「ちょっと体の張りもあったんで。そういうところで代えました」
-その中でリリーフがきっちり抑えた.
「その中でやっぱり湯浅がね、本当に堂々と力強いボールを投げて、登板ごとに成長している感じがあるんで。本当に頼もしくなってきています」
-ひとつのアウトで進めるなど、そういう攻撃が見られた.
「しぶとい、きれいなタイムリーじゃないところの点というのは今年あんまり生まれてなかったんでね。そういうところではケント(糸原)が2打点挙げてくれたっていうのが出来たっていうのは、そういうところにつながってるんじゃないかなと思うんだけど」
-三重殺で流れが変わりそうなところで西勇が次の回に粘った。
「そうやね。あれは本当に恥ずかしいプレーやしね。あってはならないプレーやと思うんで。そういうところ、本当に流れがあるんでね、俺もやだなと思って見ていたけど、本当に勇輝がよく粘ってくれたと思う。ゲームの中の流れとしては大きい」