阪神が今季初の3連勝!九回大ピンチしのぐ 矢野監督の継投策はまる

 8回、坂本の好プレーにも助けられ、打者3人に抑えた湯浅は拳を握りしめベンチに駆け出す(撮影・坂部計介)
 好リリーフにメダルを贈られる?アルカンタラ(撮影・坂部計介)
 8回を無失点で切り抜け、坂本(右)とグータッチを交わす湯浅(撮影・高部洋祐)
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 「阪神3-2中日」(28日、甲子園球場)

 阪神が今季初の3連勝を決めた。矢野監督の采配がはまり、1点リードを5人の継投で逃げ切った。

 先発は10日に再調整を余儀なくされ、約2週間ぶりのマウンドとなった秋山。二回1死一塁から石川昴に左越え2ランを浴びて先制を許すも、すぐさま立ち直った。三回は2者連続を含む三者凡退。四、五回も走者を出しながらも無失点に抑え、四回には味方が逆転。5回5安打2失点で今季初勝利の権利を手に、66球でマウンドを降りた。

 六回から浜地、アルカンタラ、湯浅とつなぎ、九回は岩崎がマウンドへ。先頭ビシエドに二塁打を許し、阿部の進塁打で1死三塁。一打同点の大ピンチとなったが、何とかしのいで勝利をもぎ取った。

 打線は2点ビハインドの四回に理想的な攻撃で大野を攻略した。中野、佐藤輝の連打で無死一、三塁とすると、糸井が右前適時打を放って1点差。続く、無死一、三塁では山本がスクイズを敢行。見事に成功させ、同点に追いついた。ここまでこの回わずか4球。積極果敢に攻め立てた。さらに、1死二、三塁では坂本の遊撃へのゴロの間に三塁走者・糸井がゴロゴースタートで本塁生還。リクエスト判定となるも覆らず、神走塁で逆転に成功した。

 大山を欠く布陣で見せた、小技を絡めの理想的な攻撃。今季初の3連勝から攻撃も勢いが増す。

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