阪神 3番マルテ&5番糸井 起爆ドーンと任せろ!4番輝と強力クリーンアップ結成だ
貧打にあえぐ打線の起爆剤となるか。右足コンディション不良で2軍調整が続いた阪神のジェフリー・マルテ内野手(30)が、10日に1軍に合流し、同日の広島戦(甲子園)で即先発することが9日、分かった。コンディションが整わず、ベンチ待機が続く糸井も今週中にはスタメン復帰する見込みだ。3番・マルテ、4番・佐藤輝、5番・糸井の新クリーンアップで得点力アップを狙う。
ようやく本来の形に戻りつつある。10日からのマルテ1軍昇格を明言した矢野監督は「何か流れを変えるラッキーボーイ的な存在にもなってくれたらいいなと。(走者を)かえすことも、つなぐこともできる選手」と期待感を示した。
6連勝で波に乗ったかと思われた阪神だが、その後は2カード連続負け越し。いまひとつ波に乗れない原因は、先週の6試合で3度の完封負けを喫するなど、打撃陣の得点力不足に他ならない。チーム打率・225、108得点はともにリーグ最下位。大山の不振による打順降格後は4番に佐藤輝が座り、その前後を打ったのは中野、山本、ロハス…。クリーンアップの迫力不足は否めなかった。
2軍で調整していたマルテは6日から実戦復帰し、ファーム3試合の出場で8打数2安打。一塁守備にも就いた。指揮官は「もうちょっと調整してもらいたかったけど」と、やや“見切り発車”であることを認めているが、それもやむを得ないほど、1軍は救世主を求めている。
「ちょっと流れがあまり良くないというのがあるので、ジェフリー(マルテ)に一役買ってもらうという形で、また活発化すればいいなと思う」と井上ヘッドコーチ。マルテ自身も「準備はできていると自分では思っている。チームに貢献できたら」と腕をぶす。
コンディション不良で5月に入ってベンチ待機が続く糸井についても、同ヘッドは「日に日に良くなっている。今週のどこかで名前を連ねると思う」と先発復帰が間近であることを明かす。先の6連勝に貢献したベテランの復帰で、強力なクリーンアップを組めるのは明るい材料だ。
投手陣の奮闘が続くだけに、矢野監督は「打線が点を取っていくことで流れは変えられる」とうなずく。開幕後7試合の出場で2軍落ちしたマルテは、今季まだ一度も本塁打後のパフォーマンス「ラパンパラ」を披露できていない。助っ人の一発で、入場制限のない甲子園が一気に盛り上がれば、チームの勢いは必ず増していく。
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