阪神・西勇は前を向く「チームが勝てるように腕を振るだけ」6回2失点も3勝目ならず

 6回、マクブルームに先制2ランを許す西勇(撮影・田中太一)
 6回、マクブルームに先制2ランを浴び、肩を落とす西勇(16)=撮影・飯室逸平
 2回、小園の打球を足で止めようとする西勇(撮影・田中太一)
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 「阪神0-3広島」(10日、甲子園球場)

 阪神先発の西勇輝投手が、105球を投じて6回7安打2失点で降板となった。

 初回は3人で料理して上々の立ち上がり。3番・西川、続く二回にマクブルーム、坂倉と好調のクリーンアップを3者連続三振に斬った。2死からは小園の放った打球を止めようと左足に当てたものの、方向が変わり二遊間を抜ける不運な形に。続く会沢に左前打を浴びて2死一、二塁とピンチを招いた。それでも、上本を右飛に仕留めて事なきを得た。

 三、四回を無安打に抑えて0-0のまま迎えた五回には、2死から投手・床田に左前打を許す。続く中村健にも左前打を浴びて2死一、二塁とされたが、菊池涼を中飛に打ち取った。

 だが、六回。先頭・西川に右前打を許すと、続くマクブルームにフルカウントから甘く入ったスライダーを完璧に捉えられて先制の左越え2ランを浴びた。

 直後の六回1死の打席で代打・陽川を送られて降板。その陽川は左前打を放ったが、得点には結びつかず、西勇は今季3勝目を逃した。試合後は「次の試合に向けてまた頑張ります。チームが勝てるように腕を振るだけです」と前を向いた。

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