阪神・矢野監督 佐々木朗対策“効いた” 六回で90球「小さいジャブが」
「ロッテ0-1阪神」(27日、ZOZOマリンスタジアム)
黒星こそ付けられなかったが“佐々木朗対策”が功を奏し、阪神・矢野監督は満足げだった。スタメンに左打者7人を並べ、右腕に4安打を浴びせた。「カンカン打ってというのは望めないと(試合前)ミーティングでやっていた」と、ボールを見極めファウルで粘り、足攻めで揺さぶった。
その結果六回までに90球を投げさせ「1人1球でも多くというのはチームとしてやってくれた。小さいジャブがもしかしたら効いたのかな」と納得顔だ。
右腕のめざましい成長に目を見張った。昨季はプロ初勝利を献上した一方、五回まで4得点と攻略。ちょうど1年ぶりの対戦で「真っすぐの質がめちゃくちゃ良くなっていた。末恐ろしいというか、前半は真っすぐを狙っても前に飛ばないんでね」と脱帽していた。