藤浪登場でビッグボスに負けぬ大歓声 阪神の大逆転を演出する2回0封

 「阪神9-7日本ハム」(3日、甲子園球場)

 ビッグボスフィーバーに沸いた甲子園。ワンサイドゲームかに思われた流れを変えたのは、やはりこの男だ。阪神の2番手・藤浪晋太郎投手(28)が2回無失点。先発・ウィルカーソンがまさかの3回KOとなった試合を立て直した。

 「任された仕事は全うできたかなと思います」。1-7の四回から急きょマウンドへ。1軍復帰後2戦連続無失点の右腕の登場に、敵将にも負けない盛大な拍手が送られた。

 まずは先頭・浅間を158キロ直球で三ゴロに。続く万波は外角低めスライダーで泳がせながらも二塁内野安打とされたが、野村、清宮をいずれも二ゴロに打ち取り、日本ハム打線の勢いを分断した。

 2-7の五回は1死から上川畑に詰まりながらも右前打を許したが、アルカンタラをスプリットで空振り三振。続く宇佐見の2球目でスタートを切った一走・上川畑を捕手・長坂が刺してアウトを奪った。

 この日は最速158キロ直球に、同150キロのスプリット、120キロ台前後のカーブと緩急を駆使。相手に完全に捉えた打球を許さなかった。「きょうの投球をまた次回に生かして、良い投球を継続できるようにしていきたいと思います」。これで中継ぎとして3試合連続0封。虎のスーパースターが、誰にも負けない輝きを放つ。

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