阪神2軍が12連勝 陽川の特大6号に平田2軍監督「関空まで行ってるんじゃない?」
「ウエスタン、阪神3-0オリックス」(8日、鳴尾浜球場)
阪神はオリックスを下し、12連勝を決めた。先発・チェンは5回4安打無失点と力投して今季ウエスタン初勝利。打撃では、陽川が二回1死から左中間へ、ウエスタントップタイとなる特大先制ソロを放ちチームを勝利に導いた。
平田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-陽川に一発が出た。
「ネットがなかったら関空まで行っているんじゃない?ビッグフライだよ。ビッグフライ陽川さん、スゴイも付けて。スゴーイ。久しぶりに。関空まで行ってるやろ。飛行機の駐機所も危なかったよ。それぐらいの、火の出るような当たりっちゅうのはああゆうことやな」
-最近は打球が上がってきた。
「打球が上がってきてるし、状態がみんないいもんね。その中で素晴らしいホームランだったし、野手は高寺が1軍に行って、人数が限られている中でこういう一発っていうのは、ホームランの威力は大きいね。スゴイ!」
-投手陣も安定している。
「今日も安定してるわな。小林もスピードが出てきて、2イニングもクリアしたし。及川も先頭には打たれたけどあとは落ち着いて、尾仲にしても、こんなみんないい競争するから、点を取られたら取り残された感がある。久しぶりに投げるピッチャーばっかりなのに、そういうところの競争意識はすごいよ。絶対に点をやらないんだという気持ちがマウンドに表れていたね」
-チェンの評価。
「よかったんじゃない。球のキレは今まで投げた中で一番良かったと思うよ。ストレートのキレ、この前の中日戦とか、変化球も全部バッターにとらえられている感があったけど、今日はストレートがぴゅっとスピードガン以上の球のキレ。チェンさんらしいキレね。ツーシームとかそういうのが、非常に球のキレ的には今までで1番良かったと思うよ」
-アウトの内容が三振3つと内野ゴロ。
「やっぱりゴロピッチャーやね。そんな中で遠藤だよ。遠藤のあのビッグプレー。ビッグフライじゃなくこっちはビッグプレーだよ。エンドウサンだよ。高寺とかが一軍に上がって、そういうくそっていう。小幡にしてもそうだと思うよ。そういうところでああいうプレーが出るってことは集中力と球際の強さが出て来たかなっていう。今日はもう陽川のホームランとビッグプレー」
-飛び込んで咄嗟にホームに投げた。
「(三走・ラベロが)見えてたって。外国人がランナーだから、ギャンブルゴーはないからってところでちょっとラインより下げたんだけど。そういうところでやっぱり冷静だよな。外国人ランナーだからそういういいスタート切れてないはずだというところで、落ち着いた素晴らしいプレー」
-高寺が上がった。DH?
「(セカンド)ずーっと守ってたやろここんところ。何を見てんのよ。DHって言葉がどこから出るねん、ビッグミスだよ。どこであんな若い2年目がDHで出るねん」
-小幡がタイムリー
「いやー、値打ちあるな。あのセンター前。今日は守り、カットプレー中継プレーな。いつもシートノックうるさく言うけど。そういうところの成果がちょっとずつ。これを気抜くと君らみたいになる。やっぱ集中力と」
(続けて)
「気を抜くと君らみたいになる。な。そういうことや。気を抜くと君らみたいに『DHですか?』なんていう言葉が出てくんねん。緊張感がないねん。何でも言えばいい、という。そういう緊張感がないんだよ。何でDHで高寺が出るんだよ。そういうところでは集中力と。君ら、暑いからボーっと見ているんだよ。上で。そうでしょ?暑いなぁとか、風が涼しいわ、とかさ」
-おっしゃる通りです。
「おっしゃる通りだと思うよ。そりゃあ。そんなところ、たまらんよ。記者も。そういうことでしょ。今は涼しいからいいけど」