阪神・藤浪 投手転向の根尾にエール「お互い結果残せれば」 自身は先発で再昇格狙う
阪神・藤浪晋太郎投手(28)が14日、大阪桐蔭の後輩で、投手転向が決まった中日・根尾にエールを送った。
「他球団のことですし、本人も覚悟を持って決めたことでしょうから」と言及した上で、「あいさつも毎回来てくれますし、すごい良い子なので、気に掛けています。それ以上に一選手としてスターですからね。後輩でなかったとしても気になるような存在」と話し、「お互いに良い結果を出せれば」と負けない活躍を誓った。
自身は13日に出場選手登録を抹消され、再び2軍で先発調整することとなった。今季は2年連続開幕投手を任されたが、4月中旬に新型コロナウイルス陽性判定を受けて離脱。その間に先発陣の枠が埋まっていたことから、5月31日に中継ぎとして1軍復帰し、昇格後は5試合に救援して全て無失点に抑える好投を見せていた。
金村投手コーチは「(中継ぎ起用は)すごく申し訳なかったけど。逆にリーグ戦が再開したら先発陣の準備も必要になってくる」と期待。藤浪もかねて先発への強いこだわりを示していただけに「個人的には希望するところでやらせてもらえるのかなとは思います」と前向きに捉えた。
最短では23日から再昇格が可能となる。「もちろん目指します」。望んだポジションで、覚悟の再スタートを切る。