阪神・佐藤輝 キラリ猛打賞!5・6完全阻止に続き大野雄から2安打 八回には技あり左前打

 2回、中前へ安打を放つ佐藤輝。投手・大野(撮影・田中太一)
 6回、大野から二塁打を放つ佐藤輝
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 「阪神6-4中日」(24日、甲子園球場)

 快音を響かせるたび、甲子園は揺れた。阪神・佐藤輝が“大野雄キラー”の本領発揮だ。前回5月6日(バンテリン)で完全試合を阻止した虎の4番が、また竜のエースを打ち砕いた。

 「『いい投手なのでどんどん振って追い込まれる前に(打とう)』とミーティングでも言われました。チームで束になってつないで点が取れたので、前回のリベンジはできたと思います」

 二回無死は先制の口火を切る中前打を放つと、同点の六回1死一塁は右中間二塁打でチャンスを拡大。この夜は3打数2安打。大野雄との通算対戦打率は・421まで跳ね上がった。

 “大野雄撃ち”だけで終わらない。同点に追いつかれた直後の八回も集中力は研ぎ澄まされていた。再び先頭で打席に立つと、3番手・清水のスプリットを技ありの左前打。今季5度目となる猛打賞を決め、決勝のホームを駆け抜けた。

 2試合連続の延長戦から一夜明け、この日は広島からの移動ゲーム。さらに連日、蒸し暑い中、屋外球場での試合が続いているが、勝てば気分も爽快だ。夏バテ対策を聞かれると「日陰で休む」とニヤリ。ジョーク交じりに笑わせつつ「疲れとか言ってられないので、精いっぱい頑張ります!」と力強い言葉で締めくくった。

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