阪神・大山 記録締めだ!通算100号&真弓・田淵の月間11発あと1

 阪神・大山悠輔内野手(27)が27日、さらなる成績向上に意欲を燃やした。6月はここまで打率・356、10本塁打、29打点をマーク。球団日本選手月間記録の11本塁打まであと1本、球団記録の33打点まであと4打点と迫っており、チームのための打撃が偉業達成も近付ける。

 新庄ビッグボス率いる日本ハム戦での1試合3本塁打や、5試合連続のお立ち台-。6月の甲子園で大爆発した大山は「もっとできると思っている。そういう思いを持ちながらやっていきたい」と表情を引き締め、さらなる高みを見据えた。

 手応えは感じているが、気は緩めない。「油断するよりしない方が絶対いいので。しなくて損はないと思っている」というのがプロの世界で培った思考法。「もっと上を目指してやっていけば、自分の悪いところも見つかる」と貪欲な姿勢を崩さず、28日からのDeNA戦(横浜)に向けて気合を入れ直した。

 記録更新の期待も高まる。6月は10本のアーチを描き、田淵、真弓の持つ球団日本選手月間記録11本塁打まであと1本。さらに通算100号にも王手をかけた状況で、28日に達成すれば出場653試合目での到達。680試合の八木を抜き、田淵、掛布、岡田(本紙評論家)に次ぐ歴代4位のスピードだ。

 さらに6月の月間打点は29打点のため、球団記録の今岡の33打点まであと4打点となっている。残り3試合。レジェンドたちと肩を並べ、追い越す可能性は十分にある。

 チームは現在、3位・広島に2ゲーム差で借金「4」という状況。まずは勝率5割がクリアすべき目標だ。そのためにも大山はチーム一丸を強調した。

 「僕一人だけの結果じゃないですし、こうやって勝てているのも全員が一つになって仕事ができているからだと思う。反省すべき点はありますし、もっとこうした方がいいんじゃないかなというのは自分の中にあるので」

 あくなき向上心を持ち続ける背番号3。進化を続ける猛虎の主砲が、相手投手に牙をむき、さらにチームを押し上げていく。

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