阪神・青柳 高山と何度も“ルーティン”を 同期入団の仲間「早く1軍帰ってきて」

 15年12月、金本監督を中心に、笑顔でポーズを決める(手前中央から時計回りに)高山、坂本、望月、板山、青柳、竹安
 ファンに手を振る青柳(撮影・佐々木彰尚)
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 「ヤクルト0-8阪神」(8日、神宮球場)

 阪神・青柳晃洋投手(28)が9回3安打無失点の好投で、4月22日のヤクルト戦以来、今季2度目の完封勝利。自身6連勝で両リーグ単独トップの9勝目を飾り、投手6冠に立った。

  ◇  ◇

 この神宮を沸かせた仲間を思う。青柳は15年度ドラフトで高山と同期入団。今でも、普段から連絡を取る間柄だ。

 現在、高山は右膝蓋(しつがい)骨の骨折を負い、リハビリ中。「お前大丈夫なん?みたいな話していて。そしたら(高山が)『僕(青柳)の奥さんに毎食メシ持って来てって言っといて』って(笑)。そんな感じで話していたので、まだ元気なのかなと(笑)。すごい悔しいとは思いますけど…」。会えば冗談を言い合うが、やはり特別な存在だ。

 昨季初めて1軍出場がなかった高山。一方、ローテの柱となった右腕は「去年、高山がいなかったのは結構さみしかった」と振り返る。今季、2年ぶりに1軍で競演。「高山が『(おどけた感じで)初回の入り、しっかりな!』って言ってからマウンドに行ったりしていて(笑)。ルーティンじゃないですけど、そういう会話が当たり前になっていたので。高山が1軍にいるのはうれしい。早くケガを治して帰ってきてくれたらなと思いますね」

 もう一度、そして、これから何度も“ルーティン”を-。青柳が真のエースを自負できた時、その隣に復活を遂げた背番号9の姿を見たい。(デイリースポーツ・間宮涼)

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