阪神・ウィルカーソン撃沈 遠い5勝目、ローテ再編も
「阪神0-4巨人」(12日、甲子園球場)
阪神先発のウィルカーソンは中11日の登板でも結果を残せなかった。5回5安打4失点で降板。初回2死一、二塁からポランコに右越え3ラン、四回も2死から中田に左越えソロを被弾し、4敗目を喫した。
83球での交代に「力強いボールを投げることができていたし、うまく制球もできていたので、初回のホームランが悔やまれる。以降も粘り強く投げようと意識していたけど、四回のホームランは変化球が少し甘く入ってしまった」と反省。ともに2死から浴びた一発が重くのしかかった。
5月は3勝1敗、防御率1・04の安定感で月間MVPを受賞。しかし、6月以降は5試合連続でクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)をクリアできず、5勝目が遠い。試合後、矢野監督は助っ人右腕の次回登板について「考える」と明言を避けた。勢いを付けたかった大事な初戦を落とし、9連戦のローテ再編成を余儀なくされる可能性も出てきた。