阪神・藤浪の復活星 6年ぶりG倒に「意外、そんなに勝っていないんだ」
「巨人1-5阪神」(20日、東京ドーム)
阪神は3連勝を飾り、2年連続となる今季の巨人戦勝ち越しを決めた。
藤浪が21年4月16日・ヤクルト戦以来、491日ぶりとなる先発勝利で今季初白星。大人気の藤浪が勝利し、阪神ファンはお祭り騒ぎ。試合後、ヒーローインタビューで藤浪が登場すると、客席からは大歓声と大きな拍手が送られた。
「率直に勝てて良かったですし、野手にも点数取ってもらい、とにかくなかなか(勝ちが)付かなかったので、ひとつ付いて良かった。昨日、西さんがピシャッと抑えてくれて、そのまま勢いに乗って深く考えずに行こうと思った」
不振に苦しんできた藤浪だが、8月の3登板は安定。2試合連続で無四球も光る。右腕は「安定していると言えば安定しているので、調子は良くなかったが、何とか粘って、梅野さんのリードに助けられながらうまく投げられたと思います」と手応えを口にした。
6年ぶりG倒については話題に挙がると、虎党からはどよめきも。「あまり気にしてなかったが、ジャイアンツは前回打たれてましたし、抑えられて良かった」と語り、記録については「意外というか、そんなに勝っていないんだと思いました」と笑った。
そして、2年連続の巨人戦勝ち越しには「今知ったんですが、ジャイアンツという強いチームに勝てばタイガースファンも喜んでもらえると思うので勝てば(笑)。もっともっと自分自身勝てるようにしたい」と誓った。
藤浪は2試合連続の無四球で7回6安打1失点、5奪三振の好投。巨人戦の白星は16年4月5日以来、2328日ぶりとなった。