阪神・近本が復帰へ 矢野監督明言「火曜日から」全員集合 残り28試合「あきらめない野球を」

 「巨人1-6阪神」(21日、東京ドーム)

 巨人に同一カード3連勝を果たした阪神の矢野燿大監督は、23日のDeNA戦から新型コロナウイルス感染で離脱していた近本が1軍復帰することを明言した。チームはコロナ禍の影響で8連敗したものの、中野が復帰したタイミングを境に4連勝。大山は2年ぶりの4安打と復調を果たした。

 以下は試合後の一問一答。

 -巨人戦3つとって4連勝。今の気持ちは?

 「いや、本当にね、その前は8連敗という、本当に悔しい、苦しいときがありましたけど、本当にチーム全体でね、あきらめず、この4連勝、続けてくれたというのはね、本当にこれからの戦いにも大きいと思いますし、これからもあきらめない野球、それを見せていきたいなと思います」

 -7回4安打1失点、先発・才木の投球はどう映った。

 「いや、もう1軍に上がってからずっと試合を作ってくれていますし、才木らしく向かっていく投球というのをよくしてくれているのでね。そういうところは助かっていますし、まあ、きょうはね立ち上がりからちょっと配球を変えた部分もあったかなと思うんですけど、そういうところも含めて、リュウ(梅野)もね、いいリードをしてくれたと思いますし、初回の盗塁アウト、あそこでチームの流れもまたこっちに来たかなという。バッテリーでよく抑えてくれました」

 -才木はひじの手術も経験した。そこから復活しての今季3勝目は監督としても頼もしい。

 「まあ、もともと期待の大きい投手で、すごい気持ち的にはポジティブなピッチャーなんですけど、まあ、その投げれない悔しさをね、上がってきてから、十分に出してくれているかなと思います」

 -六回1死、87球を投じたところで岩貞にスイッチ。あの場面の心境は。

 「その前もね得点圏であれば代打を送ろうかなと思っていたんですけど、岩貞もいてくれているので、そういうところでは次の回でもいいんじゃないかというところで、はい。他のピッチャーもいたのでね、はい。そういう感じで継投しました」

 -点差が広がってからは登板間隔の空いていた湯浅、岩崎もマウンドに送ることができた。

 「そうですね。ピッチャーは登板が空きすぎても、また次難しくなりますし、そういうところで登板が空いた中でもしっかり投げてくれたというのは、火曜日からの京セラの試合にもまたつながっていくかなと思います」

 -攻撃面では16安打。毎回安打で先発野手全員安打。打線での攻撃だった。

 「そうですね。まあ、うちはホームラン、ホームランという打線ではないですけど、そういうところでは本当に全員で線で攻撃できたなという手応えを感じていますし、連敗のときちょっと点を取れなかったのでね、これでみんな気持ちよくいけるかなとそういう試合にしてくれました」

 -中でも4番・佐藤は5試合連続の打点。帰ってきた大山は4安打。頼もしいのでは?

 「いや、あの、そうやって打ってほしい選手なので。まあ、火曜日からは近本も帰ってくる予定ですし、そういうところではまた、全員で線で、先発だけではなく控えのメンバーもみんなやってくれると思うので、全員で戦っていきます」

 -この3連戦、先発投手に勝ちが付き、戻ってきた選手もいた。監督として3つとれた大きな要因はどうみている。

 「いや、いま、言っていただいたように、まずは先発ピッチャーがね、本当にしっかり投げてくれたというね、それが一番大きな要因だったと思いますし、先に点がとれたというところも大きな勝因だったかなと思います」

 -来週は1つ上の順位にいるDeNAと戦う。

 「DeNAもいますごく乗っているチームなのでね。僕たちは僕たちの戦い、相手を見るより、自分たちがしっかり自分たちの野球をやるという、そういう姿をみせて、あきらめない野球を火曜日からもやっていきます」

 -テレビインタビューで、才木の配球面のことを言っていたが、また一つレベルが上がった投球をしてくれたか。

 「もちろん、プロは何回も同じバッターと対戦して抑えていかないとダメだから、才木の1番の武器はまっすぐなんだけど、今までの対戦から振り返ると、まっすぐをとらえにいこうというのが相手のミーティングだと思うんで、そういうところ意識的に変えようとしたんだけど、隆(梅野)の初回の盗塁アウトと、すごい良かったというところまではいけてないけど、なんとかしのいだっていうところが結果につながったなって思っています」

 -打線もつながった中、佐藤輝の打点が続いている。

 「まあまあ、みんな佐藤、佐藤って言うけど、それだけじゃないからね」

 -島田も得点機でいい働き。

 「すごく成長しているし、相手にとっても嫌な選手になってきているし。なかなか島田をスタメンから外すってことは現状あんまり少ないんで。そういうふうにいろんなことができる選手になってきたっていうのは、本当に成長してるなって思うけど。一方で初回のノーアウト二塁とか、ここまで成長しているからこそ、もっと高いレベルというか、なっていく選手になるというのが不動のというか、本当のレギュラーだと思うので。まあ、いい面はもちろんたくさん出ているし、でも一方でまだ課題とか、成長しないとダメな部分っていうのはそういうあたりにもあるから。まあ、慢心せずもっともっと欲持ってやってくれたらなと思います」

 -大山はまだ万全ではないと思うがさすがの4安打。

 「まあね、実戦もどうかなという不安も悠輔ももちろんあると思うし、こっち側もね、戻ってきたからすぐ結果までというのは難しいところかなと思ったけど、これが落ち着ける材料の4本のヒットになったし、最後もいいタイムリーになったんで。悠輔(大山)にとっても大きいし、チームにとっても大きい締めくくりができたんじゃないかなと思います」

 -近本が戻って、この完勝をいい形でつなげていく。

 「今、後からいくメンバーもよく頑張ってくれているし、ずっと言っているけど、チーム全員で戦うというところは近本が帰ってきてもつながっていくと思うんで。安心感とかはあると思うんだけど、全員で戦うことにプラスして、近本が帰ってきてくることがさらなるプラスになるかなと思います」

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