阪神・青柳 DeNAに3タテ返し食らわす 自己最多タイ13勝目へ「何か工夫しなければ」
23日・DeNA戦(京セラ)で先発する阪神・青柳晃洋投手(28)が22日、DeNAの勢いを食い止める投球を誓った。鳴尾浜での投手指名練習ではキャッチボールなどで調整。強力打線を封じ込め、自己最多タイの13勝目をつかみ取る。
5ゲーム差がある2位との直接対決に「上にいくためには、自分たちの上のチームに勝たないといけないので」と闘志をたぎらせた。9日の前回対戦は2点のリードを守れず、球数がかさんで6回2失点で降板。チームも敗れ、敵地で3連敗を喫する結果となった。「粘られることが多い。その辺は何か工夫しなければ」と対策を講じる考えを示した。
対DeNAは防御率2・63で、リーグでは最も打たれている。「純粋にいい打者が多い。毎回2、3失点以内で勝たせてもらったりしていましたけど、最近はそれでも厳しいなってところがあるので」と話すが、勝利のためにも簡単には失点できない。
13勝に王手をかけながら、ここ2試合は足踏み。前回登板の16日・ヤクルト戦(神宮)は今季最短の4回4失点と悔しさが残った。勝利数、防御率、勝率でセ・リーグのトップに立つ右腕。「調子自体は悪くない」と心に揺らぎは一切ない。フルメンバーがそろったチームに、青柳が流れをもたらしてみせる。