近本復帰でベストメンバーも阪神今季22度目零敗 深刻左腕アレルギー7連敗

1回、復帰1打席目で左飛に倒れた近本(投手・今永)=撮影・山口登
ベストメンバーがそろった阪神のスタメン
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 「阪神0-4DeNA」(23日、京セラドーム大阪)

 逆転Vまで射程圏に入ったDeNAの勢いを前に、近本光司外野手(27)の復帰でベストメンバーに戻った阪神もなすすべがなかった。

 4連勝が止まる敗戦は、1963年のワースト24度にまたしても迫る、今季22度目の零封負け。これでDeNAの先発左腕相手に、横浜で3タテを食らった9~11日に続く4連敗。他球団も含めると、左腕に7連敗という“アレルギー”に陥っている。

 先週の中野、大山に続き、近本がコロナ感染から帰還。“定位置”の「3番・中堅」でスタメンに復帰した。しかし、五回2死二塁は遊飛、八回無死一塁は投ゴロ併殺打に倒れるなど、4打数無安打。いきなり結果を出すことはできなかった。

 「チカも含めた誰かが、もう1本つなげたりして点を取れれば、もっと変わった流れができたかな。そこができず、ゼロになってしまったなっていうところ」。矢野監督は今永相手に連打が出なかった打線を悔しそうに振り返る。

 この日、22日に新型コロナウイルス陽性判定を受けた北川打撃コーチに代わり、藤井1・2軍巡回打撃コーチが1軍打撃コーチを務めた。四回攻撃前の円陣では、普段より時間をかけて今永対策を熱弁した。

 その直後にはスタメン起用した原口の安打や四球などで、2死満塁の絶好機を迎えた。だが、絶好調の代打・ロハスが三ゴロに打ち取られてしまった。

 前回の今永との対戦時に、2安打していた木浪もスタメンに抜てき。指揮官は「どうやったら一番攻略できるのかなっていうところで」と説明した打線組み替えも、結果にはつがならなかった。

 勝率5割復帰を逃し、9年ぶりとなるDeNA戦負け越しにあと1敗となった。24日の相手先発も左腕・浜口。なんとしても“アレルギー”を払しょくしたい。

 ◆京セラD主催試合7戦全敗 阪神は今季京セラドーム大阪での主催試合で3月25~27日・ヤクルト3連戦3連敗、8月12~14日・中日3連戦3連敗に続き7戦全敗。交流戦・ビジターの6月10~12日・オリックス戦は3連勝した。

 ◆相手先発左腕の試合で7連敗 阪神は8月9日・DeNA戦(今永)、10日・同(浜口)、11日・同(石田)、12日・中日戦(大野雄)、13日・同(小笠原)、17日・ヤクルト戦(高橋)、23日・DeNA戦(今永)と相手先発が左投手の試合で7連敗。

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