阪神・矢野監督「ゼロじゃ勝てない」23度目の完封負けで不名誉記録まであと1

 2夜連続で完封負けを喫し、ぼう然とする矢野監督(撮影・田中太一)
 ファンにあいさつする矢野監督(右端)ら阪神ナイン(撮影・山口登)
 意気消沈の阪神ベンチ(撮影・飯室逸平)
3枚

 「阪神0-4DeNA」(24日、京セラドーム大阪)

 阪神は2位・DeNAに2戦連続、23度目の完封負け。1963年の球団ワースト24試合にあと1に迫った。

 打線がつながりを欠いた。6安打を放ちながら無得点。四回は近本が復帰後初安打、大山も安打でつないだが、原口が投ゴロ。七回も無死一、二塁から後続が好機を生かせなかった。九回も2死から連打で山崎康を引っ張り出したが、糸原が中飛に倒れた。

 矢野監督は新型コロナウイルスの感染により選手個々の状態が万全ではないことを問われると、「万全じゃないっていうことだけではね、そんなん言い訳にできないんで。万全に自分らでしていかないかんし。それは俺も含めてね、言い訳にならないでしょう」。近本の安打については「何もないよりはね。チカも1本出て落ち着いてとか。いいところ見つけたいけど。ゼロじゃ勝てないんで。頑張ります」と語った。

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