激変した阪神・藤浪 違いは「相手を見てできている」矢野監督は「スプリットがいい」

 7回、三好を三振に仕留め、雄叫びをあげる藤浪(撮影・田中太一)
 中日に勝利し矢野監督は藤浪を祝福する(撮影・山口登)
 先発し、力投する藤浪(撮影・田中太一)
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 「中日1-5阪神」(27日、バンテリンドーム)

 阪神・藤浪晋太郎投手が7回5安打1失点で今季2勝目を挙げた。

 3-0の三回に安打と四球などで1死一、二塁とされ、阿部に中前適時打を浴びて1点を返された。それでも許したのは、この1点のみ。四回以降は相手打線を2安打に封じ、スコアボードにゼロを並べ続けた。7回101球で最速は157キロを計測し、7奪三振をマーク。前回20日・巨人戦(東京ド)で今季初勝利を挙げたが、自身2戦2連勝となった。

 先発復帰した8月の4試合は2、1、1、1失点と安定。前回、前々回は無四球で、この日も2四球。制球難に苦しんでいた右腕が見違えるように安定感を取り戻している。

 藤浪はこの日の投球を「相手がフォークのケアが強かったので、それを梅野さんも感じていたみたいで、自分でも真っすぐで押せている感じでした」と振り返り、「前回の巨人戦もスプリットが多かったですし、多分相当なケアがあったと思いますし、そのへんが頭にあるから真っすぐも空振りになりますし、相乗効果でどっちも安定しているからだと思います」と投球内容に手応え。

 自身の変化について、「真っすぐ自体はそんなに変わった感じはないんですけど、安定してゾーンには投げ込めている。それ以外の球種ですね。割合を減らしたり、増やしたりと、相手を見てできているというところが、いいところだと思う」と、変化球の精度向上を口にした。

 矢野監督も投球内容を称賛。これまでとの違いについて、「前にも言ったけど、前は真っすぐとカット系やけど、真っすぐとスプリット、スプリットがけっこういい状態で使えたりしているんで。そういうところでは前より幅もできているから、バッターを打ち取るっていうところになっているし。ボールを自分で操れるっていうような状態だっていうことも、コントロールを乱さないとか、バッターにつながっていると思う」とうなずいた。

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