阪神・ケラー3人斬りで聖地初S 「甲子園のセーブは特別だね」 新守護神16戦連続無失点

 「阪神1-0広島」(30日、甲子園球場)

 阪神の新守護神、カイル・ケラー投手(29)が甲子園のマウンドに仁王立ちした。1-0の九回、アドレナリンを全開にして、広島打線に向かっていく。先頭・野間を左飛、続く西川を二ゴロ。危なげなく2死を奪うと、最後は4番・松山を二ゴロに打ち取り、“甲子園初セーブ”を挙げた。

 「甲子園のセーブは特別だね。もっともっとセーブを挙げられるように頑張るよ!」

 初めてお立ち台から眺める景色は格別だ。スタンドから大歓声を浴び、イケメン助っ人はにっこり。性格もナイスガイだ。「大山がホームランを打ってくれたからセーブが付く場面になったよ」。隣に立つヒーローへの感謝も忘れなかった。

 8月中旬、岩崎の不調により守護神に昇格した。開幕直後の不調が信じられないほど、安定感は抜群。これで16試合連続無失点となり「ストライクゾーンで攻めることができている」と自信たっぷりにうなずいた。

 矢野監督は「今のところ、後ろはケラーで行こうということになっている」と初めて守護神がケラーであることを明言。「落ち着いて投げてるし、良いボールがいっているとだいぶ前から思っていた」と信頼を口にした。「タイガースファン、サイコー!」とお立ち台で日本語も披露したケラー。開幕から5カ月。あるべき場所をつかんだ。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス