阪神・井上が60打点目 自己最多&ウエスタントップタイ「自分にできることを積み重ねて」

 4回、適時二塁打を放つ井上(撮影・石井剣太郎)
 ベンチの喝采に応える井上
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 「ウエスタン、阪神9-14広島」(2日、鳴尾浜球場)

 未来の主軸候補が、また一つ成長の跡を示した。阪神・井上が3打点を挙げ、ウエスタントップのソフトバンク・リチャードに並ぶ60打点をマークだ。

 「自分が打てば点につながって、最終的に試合に勝てるということにつながるので。良いところでの一本、内容のある凡打を心がけて打席に立ってます」

 見せ場は4-0の四回1死二、三塁。1ボールからアドゥワの高め直球を捉えた。強烈な打球が左翼線を抜け、井上は一気に二塁へ。2点を追加する適時二塁打を放った。六回無死一、三塁では遊ゴロの間に3打点目をマーク。同リーグの打点王に輝いた昨季の50打点を超える自己最多記録をさらに更新した。

 それでも、2軍での記録には満足しない。8月14日・中日戦(京セラ)で今季初昇格を果たしたが、計4打席に立って無安打。降格後は矢野監督から指摘を受けた積極性を意識しながら「点差、イニングなどを見て、今まで自分がやってきたスタイル、状況判断をした中で打席に立つことを心がけてます」と1打席ごとの充実度を高めている。

 1軍は残り20試合を切った。「シーズン終了が近づいてますけど、自分にできることを毎日、積み重ねていこうと思います」と井上。この結果が1軍への道につながると信じ、一打席、一打席に懸ける。

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