阪神と高知県・安芸市の三者が連携協力の協定締結 今後は女子野球などの振興にも注力
阪神タイガースと高知県、安芸市の連携協力に関する協定の締結式が13日、兵庫県西宮市の阪神球団事務所で行われた。
今回三者間で結ばれた連携協定は、それぞれの保有する資源やネットワークを有効に活用することにより、野球を通じた同市の地域の活性化や共生社会の実現、未来につながるスポーツ活動の推進発展を目指すことを目的としたもの。
阪神は来春から安芸市で行ってきた2軍キャンプを、沖縄・うるま市に移転して実施することを決定済みとなっている。
「残念ではあるが、タイガースが強くなるため」と話した高知県の浜田知事は「阪神タイガースさん、安芸市とは半世紀以上にわたって協力関係がある。関係がすぼまってしまうのではなく、むしろより一層強い、新しい関係を築いていきたい」と説明。
阪神の百北社長は「高知で盛んな女子野球の振興にも注力させていただきたい」と、女子野球チームの阪神タイガースWomenを通じた交流を目指すことを表明し、練習試合や合宿などが検討されていることを明かした。
また、安芸市の横山市長は「阪神タイガースWomenやアフターコロナを見据えたOB会との連携など、半世紀に及ぶ関係を生かしつつ協議を進めていきたい」と意欲を示した。
なお、コロナ禍で中止となっていた秋季キャンプは、この秋3年ぶりに安芸市で行われる予定になっている。