引退の阪神・糸井、最後はライトにグラブ、打席にバットを置きファンと甲子園に別れ 胴上げは7度舞う

 ナインに胴上げされ、笑顔で宙を舞う糸井(撮影・飯室逸平)
 糸井はライトのポジションににグラブを置き一礼する(撮影・山口登)
 打席にバットを置き、おじぎする糸井(撮影・田中太一)
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 「阪神4-10広島」(21日、甲子園球場)

 試合後、今季限りで現役を引退する糸井嘉男外野手(41)の引退セレモニーが行われた。試合が延長十一回にもつれ込んだ死闘だったため、セレモニーは22時55分からのスタートとなった。

 引退スピーチでは涙をこらえ、19年間の現役生活を「僕の野球人生は幸せでした。密でした。やりきりました」と総括し「でも超人伝説はまだまだ続きます。甲子園ありがとう!タイガースファンありがとう!親父、オカンありがとう!本当に19年間温かいご声援ありがとうございました」と締めくくった。その後、ナインに胴上げされ、背番号と同じ7度宙を舞った。

 スタンドのファンへのあいさつに向かうと、自身の守備位置だったライトのポジションにグラブを置き、1周。現役生活を支え続けてくれたファンに手を振り続けた。そして、ベンチに向かい、バットを取り出すと、バットを打席に置いて、甲子園に別れを告げた。

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