阪神・高寺のセンスを象徴する圧倒的コピー能力 「人のマネを結構するんですよ」

 プロ初安打&初タイムリーの記念ボールを手に笑顔を見せる高寺(撮影・田中太一)
 4回、高寺は右翼線に適時二塁打を放つ(投手・遠藤)=撮影・山口登
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 「広島3-7阪神」(23日、マツダスタジアム)

 阪神・高寺望夢内野手(19)が四回、右翼線への適時二塁打を放ってプロ初安打初打点を記録した。高卒2年目の有望株は〝モノマネ〟も大得意。その素顔を阪神担当記者が明かした。

  ◇  ◇

 天才・高寺は〝モノマネ〟で打撃センスを磨いてきた。6月3日に江越がインスタグラムのストーリーズ機能(24時間で消える投稿)で、高寺が近本の打撃フォームをまねた動画を投稿。構えからテークバックの形まで忠実に再現されていた。

 「人のマネを結構するんですよ」。YouTubeなどの動画サイトでプロ野球選手の打撃フォームを観察。「右バッターはちょっと難しいですけど、やろうと思えば誰でもできます」とチームメートは、ほぼコンプリートしているという。

 上田西高時代は、モノマネフォームで打撃練習を行うことも。当時は大阪桐蔭・藤原(現ロッテ)の打撃フォームが流行。「めっちゃ好きだったんですよ」と憧れ、インプットしていた。「人をマネた打ち方を、ずっとやってきました」。幾多の打者のフォームを体に染みこませ、自然と現在の打撃フォームを作り上げていった。

 「また新しいモノマネを作っておきます。楽しみに待っていてください!」と自信満々で話していた高寺。圧倒的なコピー能力が、類いまれな野球センスを象徴している。(デイリースポーツ・北村孝紀)

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