阪神・湯浅 夢への第一歩 栗山監督ホレ込んだ快速球で初の侍入り内定

 阪神の湯浅京己投手(23)が、11月に行われる侍ジャパン強化試合4試合のメンバーに内定したことが29日に分かった。急成長を遂げた虎の若きセットアッパーが、人生で初めて日の丸を背負って腕を振る。

 日本代表の栗山監督は視察を重ねるごとに、その力強い直球に魅了されていった。7月7日の視察時には「今年、本当にいいボールを投げている。矢野監督が思い切って成長させるということなので、こっからどういうふうになっていくのか。本当に強いボールを持っていないと、アメリカの選手たちと勝負にならないのでね」とコメントを残していた。

 その後は1点も許さない、期待を上回る安定感抜群の投球を披露。7月2日から始まった連続無失点は28日のヤクルト戦で27試合となり、最優秀中継ぎ投手のタイトルの対象となるホールドポイントを中日・ロドリゲスと並ぶ44としている。

 高校卒業後に独立リーグを経て阪神入り。プロ入り後も度重なるケガを経験してきた苦労人右腕は常々「自分の中でひとつの目標」と侍ジャパンへの憧れを口にし、「小さい頃から出られるものなら出てみたいと思っていた」とWBC出場へ意欲を見せていた。今回の強化試合でもアピールし、夢の実現につなげてみせる。

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