阪神・矢野監督「没収試合になったらどうしようかなって」積極采配で冷や汗

 スタンドのファンに手を振る矢野監督(撮影・飯室逸平)
 シーズン終了のあいさつを終え、頭を下げる矢野監督(撮影・田中太一)
 矢野監督にメッセージを送るライトスタンドの阪神ファン(撮影・高部洋祐)
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 「阪神3-3ヤクルト」(2日、甲子園球場)

 阪神が九回に2点差を追いつき、シーズン最終戦で引き分けた。

 矢野監督はベンチ入り26人全員を起用。野手全員、ベンチ入りした9投手も全員登板させる積極采配をみせた。

 野手は九回裏に代打・マルテ、代走・小幡が起用され、1点を追う2死一、二塁で栄枝が代打でプロ初出場。殊勲の同点打を放ち、ベンチ入りの野手17人が全員が出場した。

 3-3で延長に突入すると、才木が9番手で登板。投手も含めてベンチ入りした26人が全員出場し、控え選手が0となった。

 延長に突入した試合で、けが人が出て試合続行できないリスクを抱えながらの3イニング。矢野監督は「いやー、ドキドキしましたね。最後の僕の試合が没収試合になったらどうしようかなっていうね。そういうドキドキもありましたけど、積極的にいくところはいくんだと、腹をくくっていきました」と振り返っていた。

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