阪神先制!矢野監督の超積極采配的中 五回で糸原に代打マルテ 近本の2点打呼び込む

 5回、今永(手前)から先制の2点タイムリーを放つ近本(撮影・飯室逸平)
 5回、先制して喜ぶ矢野監督ら阪神ナイン(撮影・堀内翔)
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 「セCSファーストS・第1戦、DeNA-阪神」(8日、横浜スタジアム)

 3位からの下克上日本一を目指す阪神が先制に成功した。

 阪神・矢野監督が積極采配。0-0の五回、1死から青柳が右翼線への単打で出塁すると、続く中野が中前打と連打。1死一、二塁の好機で2打席凡退していた2番・糸原に代打・マルテを送った。マルテは難敵の今永に対し、際どいボールを選んで四球。1死満塁と好機を拡大した。

 ここで近本光司外野手(27)が中前へ2点適時打を放ち、これで3安打目。今永を打ち砕いた。

 カウント2-1から左腕が投じた150キロ直球を強振。鋭い打球を中前へ弾きかえし、塁上の2者が生還。「青柳さんがいい投球を続けてくれていたので何としても先制点をという気持ちで打ちました」。初回から好投を続けている先発・青柳に待望の援護点が入った。

 矢野監督はマルテにも代走・小幡を起用。短期決戦仕様の仕掛けの早さで、主導権を握った。

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