阪神 馬場敏史氏招へい 西武時代に失策数減に貢献 課題の守備力強化託す
岡田新監督が内定している阪神が、懸案の守備力強化に向けて、馬場敏史氏(57)を1軍内野守備走塁コーチとして招へいすることが14日、明らかになった。
阪神は今季もチーム86失策で、5年連続のリーグワーストを記録。課題解消に向けて、浮上したのが馬場氏だ。1989年のドラフト5位で福岡ダイエーホークスに入団、オリックス、ヤクルトを渡り歩き、00年に現役を引退した。95、96年には三塁手でゴールデングラブを獲得した名手で、韓国リーグのハンファ・イーグルスを含め、のべ6球団で内野守備コーチなどを歴任してきた。
21年に5年間務め、18、19年の連覇にも携わった西武を退団。現在は神戸学院大と、少年野球の指導にあたっていた。西武在籍時には失策数の減少に貢献するなど、守備の指導には定評がある。
また、岡田新監督とは、現役時代にオリックスでチームメート。同じ内野手として在籍していた縁もあり、その手腕が買われた形だ。
◇馬場 敏史(ばば・としふみ)1965年2月10日生まれ、57歳。福岡県出身。現役時代は右投げ右打ちの内野手。柳川、新日鉄堺を経て1989年度ドラフト5位でダイエー入団。93年オフにオリックスへトレード移籍。97年途中にヤクルトへ。2000年現役引退。01年からオリックス、ヤクルト、横浜などでコーチを歴任。17年から21年まで西武で1軍内野守備走塁コーチなどを歴任した。