阪神・岡田新監督が会見 アレ(優勝)は?「可能性あるチーム」スタンドから見て「歯がゆかった」

 監督就任会見に臨む岡田新監督(撮影・飯室逸平)
 監督就任会見に臨む岡田新監督(撮影・飯室逸平)
 監督就任会見でポーズを決める藤原オーナー、岡田新監督、百北球団社長(撮影・飯室逸平)
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阪神・岡田彰布新監督(64)が16日午後、大阪市内で就任記者会見に臨んだ。2008年以来の復帰となるが、前回政権時の05年以来、優勝から遠ざかっている現状に「スタンドから見て、何とかしたいというかね、そういうは気持ちはすごくあった。年齢的にも長くできないと思いますけど、最後はタイガースのためにね、ユニホームを着ようかなとそういう気持ちになりました」と決意表明した。

 春季キャンプイン前日の1月31日に矢野監督が今季限りでの退任を表明する異例事態。公式戦で開幕9連敗スタートすると、後任監督の名前が取り沙汰された。岡田氏の復帰待望論は常にあったが、正式に2度目の監督就任要請を受けたのは9月下旬だった。「とにかく強く、勝てるチームなんですよ。でも勝てないんで。その辺のちょっと歯がゆさはあったんで、ずっとスタンドから見ていて。話をもらった時にやってやろうかなってなりましたね」と受諾の経緯を明かした。

 現在の戦力についての印象は「ピッチャーね。若いピッチャー陣というか、また2軍から出てきたし、すごくバランスのいいチーム」と語った。同時に「今年は得点ですか。もうちょっと打ってあげたらというのはあったんですけど、年が変われば全然打てると思いますよ」と攻撃面の課題を指摘した。

 現時点で抱いている構想としては「大山と佐藤(輝)が中心になってクリーンアップを打って、不動のポジションでチームを引っ張っていかないと。そういうチームだと思うんで」と今季は内外野の両方を守り、中軸以外の打順でも起用された2人の若き主砲の固定を明言した。

 「やっぱりね、スタンドから見ていても2人はクリーンアップを打たないといけない選手と思いますね」と大きな期待を寄せた。同時に「勝ち負け関係なしにして、大山、佐藤の4打席を見たいというね、そういう理由のある選手をつくらないといけない」と話した。

 期待されているのはもちろん、05年以来の優勝だ。「あんまりね、『優勝、優勝』と言うのは嫌ですけど、17年はやってないんで。でも可能性のあるチームなんで。そういうのも含めてまずは現有戦力、みんなが少しずつレベルアップしないといけない。まずそこからやと思いますね」と慎重に語った。

 熱心な阪神ファンに向けて「『優勝します』とは僕はよう言わないですけど、ずっと優勝は『アレ』としか僕は言ってなかったんで。はっきり『優勝します』とかよう言わないですけど、まあね、シーズン終わる頃には楽しみにしてもらったらいいと思います」とメッセージを送った。

 「ファンは『アレ待ち』でいいのか?」の問い掛けには「ああ、そうですね。優勝はそんな簡単なもんじゃないんで。まあ、期待感はありますけどね、当然」と答えた。

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