阪神・岡田新監督 守備シャッフルは廃止の意向 守備力再生へ「まず本人が(やらんと)」
阪神の岡田彰布新監督が16日、大阪市内のホテルで就任会見を行い、5年連続リーグワーストとなっている失策数改善へ意欲を見せた。
会見の冒頭で「エラーを減らしたい」と口にした岡田新監督。「エラーって数じゃないと思うんですよね。一番、セ・リーグで数が多いから目立つというか。ファインプレーとか大胆なプレーとか(というよりも)、アウトにできるボールはアウトにする。そういう基本に立ち返るというかね」と原点回帰を強調した。
ここ数年はキャンプで臨時コーチを招聘することもあったが「はっきり言うて臨時コーチとか来てたけど、やっぱり(守備力)再生には本人ですよ。本人がね、やっぱり(やらないと)。まず一番痛いのはスローイングのエラーですよね。キャッチボールから、どないしてやるか。あとはアウトにできるボールを確実にアウトにする」と指摘。その上で「まず本当に基本に返ってから。そっからですね。いろんなポジションを守らされたというのも加味されるかもしれんけどね」と矢野前体制で見られた守備位置シャッフルを廃止し、基本を徹底させる考えだ。