阪神の岡田彰布新監督（６４）が１７日、朝日放送テレビの「ｎｅｗｓおかえり」に生出演した。この日、ポスティングシステムによる米大リーグ挑戦が決まった藤浪晋太郎投手（２８）について「環境が変わればできる、と思いますけどね。本人が選んだんだったら、応援するしかないですよね」とエールを送った。

　今季後半の投球ぶりを「悪い時とは全然違う」と評しつつ、監督としてはチームに残ってほしいのでは、と問われると「本当はね」と素直な思いも吐露した。

　監督就任後、テレビ出演はこれが初。５年連続リーグワースト失策数を記録している守備の再構築については「まず固定することでしょうね。あまりにもいろんなポジションを守っているので」と、一塁・大山、三塁・佐藤輝の固定を改めて表明。隣に座っていた下柳剛氏に目をやりながら、「（ワーストが）５年はちょっとね。下柳がおったらグラブ投げてますよ」と笑いも交えながら守備強化への意欲を語った。

　２０日に開催されるドラフト会議でドラフト１位が競合した場合に「くじを引くのか」と問われると、「編成の上のね、スカウト部長に『責任持って引け』って言ったんですけどね」と語るにとどめた。