岡田阪神“選抜の秋” 新指揮官が秋季Cで若手見極め 来季は「アレな、アレよ、アレね」

 阪神の岡田彰布新監督(64)が17日、ABCテレビ「newsおかえり」、「CSスカイA特番」に生出演。来季の構想などを“絶口調”にぶっちゃけた。出演後には背番号『80』のタテジマ姿を24日の甲子園、秋季練習初日に披露することを明言。初めてじかに選手をチェックする秋季練習、秋季キャンプで「新たに出てくる若手は1人、2人で十分」と候補を見極めることを明かした。

 監督就任後、初となるテレビ出演。岡田新監督は“絶口調”だった。「なかなか人に言えない時期が長かったから。いろんなことがだいぶ言えるようになったんは良かった」。まだ正式に発表されていない今岡打撃コーチ就任を「間違いない」と断言するなど、ぶっちゃけ続けた。

 若手選手にとっては、聞けば思わず背筋が伸びるような発言もあった。「若手から1人、2人、(新たに)戦力が出てきたら十分かな。逆にいっぱいいたら困る、飛び抜けた1人、2人でええよ」と言い切った。

 すでに一塁・大山、三塁・佐藤輝の固定を明言しているが、中堅・近本を含めて、レギュラーが確定しているポジションは少ない。それでも「投手が先発2人、中継ぎ1人ぐらいかな。外野手2人」と外国人補強のイメージまで明かし、今季の主力メンバーも加えると、若手の“新鮮力”が食い込む余地はわずかとなる。

 その候補の選抜は、15年ぶりに背番号『80』のタテジマを披露する、甲子園での秋季練習初日、24日から始まる。前回監督時の2007年秋季キャンプでは「ブルペンで見て岩田(稔)は『10勝できる』と言うたんよ」と断言していたことを明かし、実際に岩田は翌08年に10勝を挙げた。新指揮官は「まずは見極め。この秋で戦力になるかが分かる」と力強くうなずいた。

 現状では、宮崎で開催中のフェニックス・リーグの視察は行わない予定。同リーグ参加選手も加わる秋季キャンプから選抜は本格化する。「秋はね、完璧に技術の向上やからな」と個々の能力を伸ばしつつ、戦力になるか否かも見極めていく。

 テレビ出演の最後には来季への意気込みを問われ、「アレな、アレよ、アレね」と「アレ=優勝」を連呼する“岡田節”で締めた。アレへ向けた、チーム内の戦いは、秋季練習から火ぶたが切られる。

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