岡田阪神 育成路線を明確にした浪漫ドラフト 6人中4人が高校生、1位・浅野外すも右打者3人指名

 天理・戸井零士は阪神5位指名に笑顔を見せる(撮影・山口登)
 阪神からドラフト2位指名を受け、大脇監督(右)と握手を交わす東海大札幌・門別啓人
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 「プロ野球ドラフト会議」(20日、都内ホテル)

 阪神は支配下で6人を獲得。外れ1位で中大・森下翔太外野手(4年・東海大相模)の交渉権を獲得すると、2位からは4人続けて高校生を指名。育成路線を色濃く映し出すドラフト指名となった。

 9球団が1位指名を公表するなど、超異例となったドラフト。目玉不在と言われる中、阪神は公表せず当日を迎えていた。岡田彰布新監督は1位でも、高松商・浅野翔吾外野手(3年)を指名。巨人との競合の末、クジ引きで外したが、1位で即戦力選手を獲得して以降は、将来性豊かな選手を求めただけでなく、獲得した3人の野手は全て右打ちの大砲候補と、一環したドラフトとなった。

 2位では東海大札幌・門別啓人投手(3年)を指名。3位に高校通算32本塁打スラッガー、関東第一・井坪陽生外野手(3年)を獲得した。4位では帝京長岡・茨木秀俊投手(3年)を。5位で天理・戸井零士内野手(3年)を指名した。

 阪神は「育成」を球団指針に掲げ、岡田監督も前日から「投手は若い選手がすごくいるんで、本当は若い野手を取りたい気持ちはありますけどね」とし、「まあ残ってるかどうか分からないんでね。だから絶対即戦力というか、そういう気持ちはあんまり持ってないですけど」と育成に意欲をのぞかせていた。

 近年は将来性豊かな高校生を積極的に指名し、今季は湯浅、浜地、西純らが1軍で活躍した。野手でも高寺、前川、中川はファームで結果を残している。来季だけでなく、中長期視点で、常勝軍団への礎を築いていく。以下、阪神が支配下で指名した選手一覧。

 1位 森下翔太外野手(中大)

 2位 門別啓人投手(東海大札幌)

 3位 井坪陽生外野手(関東第一)

 4位 茨木秀俊投手(帝京長岡)

 5位 戸井零士内野手(天理)

 6位 富田蓮投手(三菱自動車岡崎)

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