岡田阪神“アレ”はや浸透 テルが岩崎が呼応、ファン「流行語が決まった」「アカン阪神アレしてまう」

 あいさつに来た投手陣と話す岡田監督(中央)=撮影・飯室逸平
 練習前、岩崎(左)と話をする岡田監督(撮影・田中太一)
 岡田監督が見守る中、三塁で守備練習する佐藤輝(撮影・飯室逸平)
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 阪神の秋季練習が24日、甲子園球場で始まった。岡田彰布新監督(64)が14年ぶりにタテジマ姿を披露。2005年以来となるチームが、「アレ」をキーワードに早くもまとまりを見せる。

 雰囲気は上々だ。練習後、取材に応じた湯浅京己投手が「貫禄がありました」と、印象を語りながらも「一緒に“アレ”を目指して頑張りたいなと思ってます」と話すと、佐藤輝明内野手も素早く順応。「本当に僕らもついていって、“アレ”目指して頑張りたいと思います」と語った。

 きっかけは16日の監督就任会見。「『優勝します』とは僕はよう言わないですけど、ずっと優勝は“アレ”としか言ってなかったんで。シーズン終わる頃には楽しみにしてもらったら、いいと思います」と、独特の表現で宣言した。オリックス監督時代、2010年の交流戦で選手が意識しすぎないように「優勝」という言葉を使わず、「アレ」と表現したことが発端となっている。

 この日は、今季国内FA権を取得した岩崎優投手も、権利を行使して4年総額8億円(金額は推定)残留が決定。「絶対に“アレ”をして、喜ばせたい」と岡田語を引用してメッセージを送った。他にもコーチやスタッフが、“アレ”という表現を頻繁に用いるなど、チームでは早くも合言葉化している。

 選手らチーム内から、次々に伝わってくる「“アレ”宣言」。新生タイガースの雰囲気を感じ取ったファンからも、ネット上で「来シーズンの阪神ファンの流行語大賞が決まった」「アカン阪神アレしてまう」「もう浸透してる」「絶対にアレしてほしい」など、好意的に期待する声が続々と投稿されている。

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