阪神・岡田監督 大山を大改造「頭の中から変えな」秋季Cで“岡田の考え”注入や
阪神・岡田彰布新監督(64)が26日、秋季キャンプで大山を大改造するプランを明かした。早朝に出演した読売テレビ「朝生ワイド す・またん!」内では、佐藤輝と共に「令和のON砲」として期待を寄せ、チームの顔に育て上げるため、精神、技術両面で助言を送る考えを示した。
秋のポカポカ陽気に誘われ、岡田新監督が熱弁を振るった。秋季キャンプに大山を連れて行くかと問われると「そんなん全然連れていく。当然連れて行くよ」とニヤリ。「今から変えなあかんのに。11月よ。頭の中から変えないかん部分もあるし」と、大山大改造プランを明かした。
すでに来季の一塁固定、全試合フル出場、クリーンアップ起用を明言済み。16日の就任会見では「右でホームラン30本、(打率)3割いかない。それぐらいの選手なんかなと思う時もある。でも、見ていたらそうじゃないと思う」と歯がゆさを口にしつつ、直接指導に意欲を見せていた。
まずはバットのヘッドが投手方向に深く入るフォームから着手する。「あんなバットを前に前にとかな、ああいうのはムダな動きと思うからな」と指摘。「まあ、その辺は技術的なこともちょっと変えないかんと思うし、精神的な面の考え方とかも変えていかないかんと思うよ」。技術面だけでなく、精神面でも助言は惜しまない。“岡田の考え”を注入し、覚醒を促していく。
こうした発言も、大山を「何とかしたい」という熱意ゆえだ。早朝に出演したテレビ番組では三塁・佐藤輝と共に「強い時代の巨人のON(王、長嶋)とかね、不動のファースト、サードでクリーンアップを打つという。そういうのがいいんじゃないか」と夢構想を披露。“令和のON”に育ってほしいと胸を膨らませる。
大山も自覚十分だ。今季は打率・267、23本塁打、87打点。シーズン終盤は4番としてチームを引っ張ったが「まだまだ数字も物足りないですし、目に見えない部分でも、もっともっとやっていかないといけない」と力を込める。指揮官が掲げる「守り勝つ野球」に対しても「当たり前のこと」と呼応。この日も一塁でノックを受け「しっかり準備できるので、練習したい」と気合を入れ直した。
18年ぶりリーグVへ“虎のOS”コンビの活躍は絶対条件。指揮官は「ここ(甲子園)じゃ、あんまりでけへんからな」と3年ぶりに開催される秋季キャンプを待ちわびる。安芸に場所を移し、真の主砲へ育て上げる。
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