阪神・伊藤将 横浜高の大先輩・涌井さんと真っ向勝負 中日移籍でワクワク「勝てるように」

 白球を追い芝の上を、笑顔でスライディングする伊藤将(撮影・飯室逸平)
 ブルペンで変化球を投げる伊藤将(撮影・飯室逸平)
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 「阪神秋季キャンプ」(16日、安芸)

 先輩に投げ勝ってみせる。阪神・伊藤将司投手(26)が中日へのトレード移籍が発表された横浜高の先輩・涌井と投げ合う日を心待ちにした。

 「セ・リーグで一緒にできるのでいろんな話だったりとか聞けたら」。最多勝4回、通算154勝の大先輩を「偉大な投手」と尊敬。同じ母校というだけでなく、千葉県出身と共通点もある。年の差は10歳。深い話をしたことはなく、昨年の交流戦であいさつした程度だといい、再会する日を待ちわびた。

 互いに投手陣の柱としてカード頭など重要な試合で投げ合う可能性も十分にある。尊敬する大先輩といえども、対戦するとなれば遠慮はしない。「そこは自分も負けたくないですし、勝てるように頑張っていきます」と必勝宣言だ。さらに、中日・柳も同校出身の先輩。今まで投げ合ったことはなく、「来年対戦できたらいいなと。中日はピッチャーがすごくいいのでレベルの高い投げ合いを」と意欲を燃やす。

 4日ぶりのブルペンではシュートを試投。まだ完成はしていないが「どんどんシュートを投げる人に聞いたりして、左の内角に投げられるように」と伊藤将。精度向上に取り組み、さらにパワーアップして大先輩と真っ向勝負する。

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