阪神の岩崎優投手（３１）が来年１月に後輩投手４人と地元・静岡で合同自主トレを行うことが１８日、分かった。現状で参加予定なのは島本、及川、川原の同じ左腕３投手と、静岡出身の右腕・佐藤蓮。拠点は草薙球場を予定しており、年明けから約１カ月間で、春季キャンプへ向けた準備を整える計画となっている。

　中継ぎ陣の兄貴分として、若手と汗を流すが、自らも学ぶ姿勢を忘れない。「教えることもあると思いますけど、逆に学ぶこともあるでしょう」と話し、「例えば及川なら、フィールディング能力が高い。そこは自分のプラスになるかもしれない」。後輩から貪欲に技術を吸収する考えを明かした。

　後輩からすれば、昨夏の東京五輪などを含め、数々の修羅場をくぐってきた岩崎と寝食を共にして過ごす日々は、かけがえのないものになる。「それぞれにとって良い時間、良い期間になれば」。“チーム岩崎”がおのおののレベルアップを図る。