阪神ドラ1森下 外野手なのに150キロ出た たった60分のレッスン「天才」驚愕の声
野球トレーニング施設を経営する「株式会社Rebase」が22日、インスタグラムで阪神ドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=がブルペン投球で150キロを計測する動画をアップした。この動画を撮影した21日だけ投手レッスンに参加し、あっさりと大台に到達。同社の池田則仁代表(31)はポテンシャルの高さを絶賛し、プロでの活躍に太鼓判を押した。
この男、やはりただ者ではない-。衝撃の動画には、室内ブルペンのマウンドに半袖短パン姿で立つ森下の姿があった。「おりゃ!」と雄たけびを上げ、ノーワインドアップから全力投球。その1球は驚異の150キロを計測した。
それだけではない。普段は「株式会社Rebase」のトレーニング施設で打撃指導を受けているが、この動画が撮影された21日だけ、送球を強化するために投手陣と練習。本格的な投手経験がほとんどない中、たった1回60分のレッスンをこなしただけで、いとも簡単に大台に到達してみせた。
森下を指導する同社代表の池田氏は「さすがの飲み込みの速さ、天才」と驚愕(きょうがく)。これまでの約1年間、週3回の打撃指導を行ってきたが、幾度となくそのポテンシャルの高さを見せつけられてきたという。
初めて打撃を見た時は「体のパワーがすごい」と圧倒された。その身体能力をさらに開花させるために、物理学や解剖学の観点から打撃フォームの指導を行ったが、飲み込みの速さは驚異。「指導した翌日には『(試合で)ホームラン打ちました』って連絡が来るんですよ」とあきれるほど、技術習得の速度に優れているという。
池田氏は巨人ドラフト3位・田中(国学院大)、DeNAドラフト3位・林(駒大)の指導にも携わる。「これまで100人くらいの選手を見てきましたけど、その中でも(能力は)トップクラス」と絶賛。「今年(ヤクルトの)村上が取った三冠王を達成できるくらいのポテンシャルはある」とプロでの活躍に太鼓判を押した。
投手顔負けの強肩に加え、教わった技術をすぐさま自分のものとする森下。類いまれな野球センスで、聖地の虎党をとりこにする。