阪神・小幡 梅野の考え徹底吸収や 「捕手目線」取り入れ打撃向上へ

 阪神・小幡竜平内野手(22)が1月から沖縄で合同自主トレを行う「チーム梅野」に初参加することが5日、分かった。来季の目標に「100試合以上出場」と掲げ、打撃技術の向上をテーマに置く。梅野から捕手目線での嫌がられる打者の特徴を聞いた上で、自らの打撃スタイルにもつなげたい考え。南国の地で、飛躍のきっかけをつかむ。

 岡田新体制で遊撃のレギュラーを勝ち取るために、小幡が「チーム梅野」の仲間入りをする。阪神からは梅野、湯浅、桐敷が参加する予定の合同自主トレ。「1月は暖かいところに行くので。バッティングメインになるかとは思いますけど」と、打撃向上を目指す。

 先輩からの“声”を飛躍につなげたい。梅野に質問攻めする考えだが、主に聞きたいのは捕手目線で嫌な打者の特徴について。話を聞きながら、自分のスイングに落とし込んでいくつもりだ。

 「梅野さんに関してはずっと1軍でレギュラーを張っていますし、捕手は打者から一番近いところで見ているので、どういう打者が嫌なのか、どういう打者が投げにくいのか。そういったところを聞きながら、うまく良いものを取り入れて行けたらなと考えてます」

 打撃が課題であることを自覚している。4年目の今季は49試合に出場し、打率・188。「スタメンで出る回数も少なかったですし、物足りない。悔しかったので、来年はその悔しさを晴らしたい」。ただ、フェニックス・リーグでは13試合の出場で打率・380(50打数19安打)と好成績を残し、一定の手応えもつかんでいる。

 現在は宮崎で得た好感覚を維持するために、鳴尾浜などで打撃練習を続けている。「前から来るボールを多めに打って、その前にティー打撃で形を作っている。フェニックスがすごい良い形で打てていたので、それが自然にできるようにしたい」と思い描いている。

 持ち味の守備では、中野の足さばきを参考にしている。「ボールまで最短距離で行けると、一塁までの距離も縮まってスローイング面でもだいぶ疲労の軽減につながるので」。来季の目標は「100試合以上出場」。勝負の5年目へ向け、鍛錬のオフとする。

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