阪神・伊藤将の祖母・功子さん 初めて叶った“夢”の聖地観戦 「マシ」にエール

 阪神・伊藤将司投手(26)の祖母・功子さんが今季、78歳にして「夢」をかなえていたことを明かした。9月14日・広島戦で、人生で初めて甲子園を訪れ、「マシ」と呼ぶ愛する孫の登板を観戦。さらなる活躍を願うとともに、念願の甲子園で新たに生まれた思いを手記につづった。

  ◇  ◇

 やっと夢がかないました。もう、甲子園はすごいねぇ。雰囲気がすごかったです。応援に圧倒されちゃいました。マリン(ゾゾ)とはまた違いますね。

 マシが横浜高で甲子園に出場した時は身内の看病があって応援に行けなかったので、ようやく念願がかないました。私も高校の時にソフトボールをやっていたこともあって、野球が大好き。野球の聖地と言われる甲子園には一度は行きたいと思っていたんです。

 あの試合は、マシには勝ちが付かなかったけど、チームは勝ったから良かったですよ。私がホテルに帰ってから、マシから電話がかかってきて「自分でもちょっと調子悪かった」って言ってましたね。いつもそんなことないんですけど、いくらかプレッシャーもかかってたんじゃないでしょうか。でも、立ち上がりがいつも悪いんですよね(笑)

 いつもマシが頑張っているから私も頑張れます。今は毎日、プールに一生懸命行ってるもんですから、オリンピックに出ようかな、なんて(笑)呼んでくれたら阪神に手伝いに行くのにって冗談っぽく話したりもしています。本人には言ってないですけどね(笑)

 それにしても、甲子園はすごかった。どのくらい生きられるか分からないけど、まだ歩けるうちにまた行きたいね。今回も駅の階段とか乗り降りとか、移動は大変でした。でも、もう一回か…、あともう一回は行きたいです。だからマシにも頑張ってもらわないとね。とにかく楽しんでやってほしいです。私も一生懸命、年金をためておきます(笑)

 ◆22年9月14日・広島戦の伊藤将VTR 先発・伊藤将は初回に2点を先制されるなど5回7安打3失点で勝敗つかず。2年連続2桁勝利&甲子園11連勝を懸けたマウンドで自身の白星はつかめなかったものの、チームは逆転勝利を飾った。

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