阪神・前川右京外野手（１９）が２１日、鳴尾浜での強化指定練習を打ち上げ、年末年始は“おじいちゃん食トレ”でパワーアップすることを誓った。

　現在は自身のベスト体重である８５キロをキープ。ただ、「（春季）キャンプでまた一回痩せると思うので、もう少し増やしたい」と増量計画を立て、年末年始で１・５キロの体重増加を目標に掲げた。

　胃袋に詰め込むのは、地元・三重県で漁師、稲作を営む母方の祖父・三行政功さんが収穫する新鮮な食材だ。朝食をしっかり食べることに重点を置きながら、「おじいちゃんの釣った魚と作った米でパワーをつけます」と意気込んだ。

　「バットは毎日振ります」と正月返上の“無休トレ”の敢行も宣言。習慣となっている１日約１時間の素振りは欠かさず、実家や近所の公園で振り込みを継続する。ウエートトレーニングも引き続き行う予定で「マッチョになって、鳴尾浜に帰ってきたい」と、たくましい肉体で“戦場”に帰還することを誓った。

　来季は外野定位置を奪取し、１軍でのシーズン完走を目指す。「そんなに休んでいる時間はない」と背番号５８。故郷で存分に力を蓄え、２年目の飛躍につなげてみせる。